はいどうも、わさびとろです。
突然ですが、私教員免許を持ってて留学もしててビジネス系の大学院も出てて論文もガッツリ書いてなんだかんだ教育に対して興味があるんですよね。
で? ってなると思うんですが今回の記事に関連してるので言っておきました。w
っていうことで、CoinDesk(コインデスク)が2022年のブロックチェーンに最適な大学ベスト50校を独自の方法を用いて発表しましたので、日本人の方に分かりやすく読みやすい記事にしていけたらいいなって思いました。
これからブロックチェーンに溢れた社会になっていくと思いますので学生の方は留学等で、もう業界で働いている方は雇用という視点から見て参考にしていただければ嬉しいです。
では最後までお付き合いよろしくお願い致します。
CoinDesk(コインデスク)の方法論
まずは、どのような指標・方法論のもと結果を導き出したのかを見ていきましょう
サンプルサイズ
サンプルサイズとは?ーどの大学をランキングしていくかを決めるために必要となるサンプル(大学)の数のことを指します。(世界中にある大学の何校を対象にするの?ということ)
サンプルの選出方法
この4つランキングから、一番最初の大元となるデータを集めます。
①2022 US News and World Reports Best Global Universities Rankings(https://www.usnews.com/education/best-global-universities/rankings)
②QS World University Rankings 2022(https://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2022)
③2022 Shanghai Ranking Academic Ranking of World Universities(https://www.shanghairanking.com/rankings/arwu/2022)
④The world University Rankings 2022(https://www.timeshighereducation.com/w%C3%B2rld-university-r%C3%A1nkings/2022)
問題点
実際には素晴らしい活躍をしているのにも関わらず外部の供給源が少ないだけで、ランキング下位になってしまっている大学を見落とす可能性がある。
しかし、ブロックチェーンに精通している大学が少ない場合リサーチする材料も少ない
結果、正確な統計が取れない。
改善策
そんなことも言ってられないのでランキングの正確性のために、世界中のあらゆる学校へ呼びかけをし、CoinDeskの基準を開放し学校自体に参加を要請する負担を課すことでどの学校が考慮されるかという人為的な制限を取り除くことができました。
この指標が学生や雇用主にとって非常に重要な指標になる可能性を秘めているので、チートできなくしたんですね。素晴らしい!!
サンプル数
その結果、240校がサンプル対象となりました。
方法論
①学術的影響②キャンパスブロックチェーンオファリング③雇用と業界の成果④学術的評判の4つのカテゴリーに注目し、配分は以下のようになります。
また、パフォーマンスをポイント化し最終ポイントの合計を0〜100のスケールで評価します。

①学術的影響30%
⚪︎方法
・データベースー主に Clarivate Web of Science
・2018~2022年(2023に予定の論文も含む)の間に発行されたブロックチェーンまたは暗号通貨関連の論文のみに絞り込む
・論文から引用レポートを作り、出版物の最初の著者を絞り込む
⚪︎結果
・大学の提携機関によって公開されたブロックチェーン研究論文の総数
・これらの論文が引用された頻度
・論文の主な研究者が特定の出身者である頻度に関するおおまかな数値
⚪︎問題点
・より大きな学部と資金がある大規模な学校はより多くのブロックチェーン研究を発表している可能性がある
⚪︎改善策
各データポイントを学校の総出力に対して数値化することにより小規模な大学でもブロックチェーンの研究に熱心な大学はポイントが高くなる
②キャンパス ブロックチェーン オファリング38%
⚪︎学校がブロックチェーン関連の機会をどれくらい提供しているのか?ということ。
・キャンパスコースの提供(利用可能なクラスの数)
⇨この分野へどれだけの関心があり投資しているのか、教員の雇用、カリキュラムの開発、等がわかる
・ブロックチェーン専用の研究機関の有無(大小問わず)
⇨全てのコミュニティが交わる、学界と産業界の重要な繋がりを提供できる
・ブロックチェーン関連の学位を学部または大学院レベルで提供しているか否か
※この方法論の中で最も重要なカテゴリーになります
③雇用と業界の成果23%
結局、大学教育を受ける学生の主な目的は『産業界での仕事確保』です。
⚪︎方法
・この分野で最大化つ最も影響力のある企業のLinkedInと何千人もの従業員を調査
⚪︎問題点
・大規模な学校ほど卒業生が多くなり、就職人数が増える
⚪︎改善策
・定性的なデータを集めるために、業界の利害関係者や非学生や非学者にも調査を行い学界の外にいると考える人々がどのように主観的に機関を見ているのかを把握し数値化
・各大学が維持しているアクティブな業界パートナーシップ(スポンサー研究を含む)も数値化
④学術的評判9%
⚪︎方法
・上記サンプル選出方法でも出てきたUSNWR、THE、ARWU、および QS によって計算された既存の全体的な評判
・現役の学者、現在の学生の両方に学校を評価するよう依頼し別々に数値化
カテゴリーをさらに細分化
上記カテゴリーをより正確に細分化した表が以下になります。

①学術的影響30%
・リサーチペーパー7%
・引用10%
・筆頭著者(貢献度合)14%
②キャンパス ブロックチェーン オファリング38%
・ブロックチェーン関連の学位11%
・コースの多様性6%
・クラスの数8%
・活発な学生クラブ6%
・研究所14%
③雇用と業界の成果23%
・業界とのパートナーシップ3%
・業界での位置づけ9%
・業界での評判3%
・その他での評判2%
④学術的評判9%
・集約されたランキングでの評判5%
・学生、学者の評判4%
ブロックチェーンに最適な大学ベスト50
一覧表
1〜25位

26〜50位

URL:https://www.coindesk.com/layer2/educationweek/2022/09/26/best-universities-for-blockchain-2022-3/
トップ10
では、最強のトップ10を見ていきましょう!!
1位 香港理工大学(香港)
ブロックチェーンと関連科目を教える教職員とインストラクターは、世界で最も影響力のある専門家および業界組織のメンバーまたはリーダーであり、教室や研究プロジェクトで専門知識を発揮します。

2位 シンガポール国立大学(シンガポール)
2,000 万ドルの業界助成金で世界最大のブロックチェーン研究センターをホストする準備を進めていることで、この都市国家のトップ大学は第 2 位になりました。

3位 チューリッヒ大学(スイス)
ヨーロッパのクリプトバレーから目と鼻の先で、世界で最も活発なブロックチェーン研究ハブの 1 つを運営しています。

4位 カリフォルニア大学バークリー校(アメリカ)
1868 年に設立され、「光を作ろう」というモットーに突き動かされ、サンフランシスコ湾の東にある 154 年の歴史を持つ機関は、ブロックチェーン技術の絶え間なく変化する分野で答えを見つけようとしています。

5位 コーネル大学(アメリカ)
どの学校よりも多くのブロックチェーン関連のコース、著名な研究センター、優れた学生ブロックチェーンクラブを備えたアイビーリーグ大学

6位 清華大学(中国)
2022 年の US News & World Report の Best Global University ランキングでアジアのトップにランクされ、コンピューター サイエンス部門はスタンフォード大学を抜いて世界でトップにランクされました。

7位 ユニバーシティカレッジロンドン(イギリス)
伝統的な国内のライバルであるケンブリッジ大学とオックスフォード大学、インペリアルカレッジロンドンを抜いてこの分野では英国1位になる。

8位 スタンフォード大学(アメリカ)
コンピューター時代のほぼ神話的な発祥の地であるこの北カリフォルニアのエリート校は、ブロックチェーン研究センターの力により、順位を 3 つ上げて 8 位になりました。

9位 ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)
オーストラリアで最も総合的な研究集約型の大学が、ブロックチェーンとフィンテックの研究で 9 位にランクイン。

10位 南洋理工大学(シンガポール)
シンガポールでトップの公立大学の 1 つである南洋工科大学 (NTU) は、設立からわずか 40 年しか経っていませんが、2022 QS 世界大学ランキングですでに 12 位にランクされています。アリババや BMW などの多国籍企業との共同ラボもキャンパス内に持っています。そのため、南洋理工大学はブロックチェーン技術、暗号通貨、金融技術の分野における主要な研究機関です。

まとめ
上記ランキングで注目しなければいけない点は、国土がかなり小さいにも関わらずシンガポールから2校がトップ10にランクインしていることです。
なぜか?
一言で言うなら環境だと思います。
要するにブロックチェーンに優しい国と言えるだろう
ちなみに、我らが東京大学は40位である。
日本というブロックチェーン業界において規制だらけの国で頑張ってはいるがやはり超えられない壁はたくさんあります。
私の学生時代が今のようなNFTが盛んで、仮想通貨やブロックチェーンに溢れてて、WEB3.0の世界が広まりつつある時代だったら、私は100%上記のような大学に交換留学でもなんでもして行って学んでいただろうなとこの記事を書いてて強く思いました。
中高の教育に携わっている多くの人にこの記事が届きますように。学生に良いアドバイスをして上げてください。
私の公式Twitterアカウントでも、常に仮想通貨やBCG(ブロックチェーンゲーム)について呟いていますので、フォローよろしくお願いします。⇨https://twitter.com/golfbaka14
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